
令和6年度の「高知へ移住してきた人の前住所地データ」によると、東京都が全体の15%を占めています。本記事では、東京から高知に移住する前に知っておきたい成功のポイントと注意点について解説します。「東京から高知に移住したい」「高知県でおすすめの地域を知りたい」という方はぜひご覧ください。
目次
東京→高知の移住者数はどれくらい?

県が公表しているデータによると、令和6年度における県外から高知県への移住者数の合計は2,241人で、統計を取り始めた平成23年度以降で過去最多となりました。前年にあたる令和5年度比でも116%となり、高知県への移住数は年々増加傾向にあります。
なかでも東京から高知への移住者数は多く、令和6年度の移住前住所地では大阪府に次いで、74組(全体の15%)を占めています。前提として東京在住の人の数が多いことも関係していますが、ほかにも「高知から東京への進学者が多くUターンの受け皿になっている」「高知県が東京での移住イベントや情報発信に注力している」なども、東京からの移住者が多い要因だと考えられます。
【移住前住所地】(東京都)令和5年度:90組 18% / 令和6年度 74組 15%
【移住者の出身地】(東京都)令和5年度:38組 8% / 令和6年度 28組 6%
首都東京と高知の生活ギャップ
東京から高知への移住は人気がありますが、首都生活と地方生活のギャップの大きさについて、認識しておかなければ移住が失敗するリスクが伴います。
まず高知は東京よりも職業の選択肢が少ないのが現状です。東京は企業の本社が多いことに加えて、IT、金融、クリエイティブ職など多様な業種・職種がそろっています。高知ではこれらの業種が限定的で、求人数も少ないです。また、高知はバスや鉄道といった公共交通機関が発達しておらず、東京のように電車やバスで完結することはありません。生活するうえで車は不可欠です。そのほか、東京よりも賃金が安い傾向にある点や、都会的な娯楽が少ない点も事前に知っておく必要があるでしょう。
一方で、素晴らしい点も多いです。海・山・川など豊かな自然に囲まれた生活は、東京の特に都心部では難しいでしょう。また、家賃・食費・水道光熱費などの生活費が安いことは、東京よりも高知が魅力的です。なかでも家賃は都内で上昇傾向にあり、毎月の出費の大部分を占めることも珍しくありません。そのほか、「かつおのたたき」をはじめとした海の幸や「ゆず」といった山の幸を日常的に食べられる幸せもあります。よさこい祭りのような高知ならではの文化も東京にはありません。
良いギャップと注意すべきギャップの双方を理解し、自分に高知が合っているかどうかを深掘りしておくことは、東京から高知への移住において必要不可欠です。
>>高知移住のメリット・デメリットを解説!地方暮らしをしよう!
東京→高知への移住を成功させるポイント

日本の首都から高知への移住で最も大切なのはギャップを無くすことです。同じ日本でも、首都と地方では生活が大きく異なり、その傾向は中山間地域や山間部に行くほど強まります。東京から高知への移住を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
・東京開催の移住イベントに参加する
・首都と地方の生活水準の差を知っておく
・二段階移住を活用する
・お試し移住を活用する
・移住相談窓口に相談する
それぞれ詳細に解説していきます。
東京開催の移住イベントに参加する
移住希望の地域が参加する移住イベントに参加することは、貴重な情報を仕入れる絶好の機会です。多くの地域はイベントの開催地に東京を選択するので、参加するチャンスはたくさんあります。例えば、中土佐町が参加したイベントだと、2025年度には以下が東京で開催されました。
・テーマから探す!移住フェア2025
・高知暮らしフェア2025夏
・第3回 中土佐町ファンイベント in TOKYO
・ふるさと回帰フェア2025
・Meets奥四万十 〜食と人に出会う〜
・JOIN 移住・交流&地域おこしフェア2025
・高知暮らしフェア2025冬
また、2026年度には以下のイベントが企画されています。
・ 高知暮らしフェア2026夏【6/21(日)_東京交通会館】
・ テーマから探す! 移住フェア2026【7/4(土)_東京国際フォーラム】
・ ふるさと回帰フェア 【9/12(土)/13(日)_東京国際フォーラム】
・ JOIN 移住・交流&地域おこしフェア2026【11/14(土)/15(日)_東京ビッグサイト】
・ Meets奥四万十 ~食と人に出会う~【11/28(土)_3×3LAB Future】
・ 高知暮らしフェア2026冬【12/12(土)_東京交通会館】
これらに参加することで、先輩移住者や実際に住んでいる人に直接話を聞く機会も設けられています。東京から高知への移住者が多いのは、このイベントをきっかけに興味を持つ方が多いからです。
※各イベントは2026年6月時点の開催予定です。内容は変更となる場合があります。
首都と地方の生活水準の差を知っておく
首都東京と高知の生活水準には大きな差があります。例えば、最低賃金です。東京の最低賃金は「1,226円」なのに対して、高知の最低賃金は「1,023円」と、約200円のかい離があります。比例して、平均年収も東京のほうが高く、収入だけを見ると東京のほうが有利です。(2026年6月時点)
一方で、高知は都市圏よりも生活コストが安く済む傾向があります。特に家賃、水道光熱費、食費の負担が軽いです。特に物件は賃貸・売買問わず、広々とした住環境をリーズナブルに手に入れやすいメリットがあります。
国土交通省が算出したデータ『都道府県別の経済的豊かさ(可処分所得と基礎支出)』をみてみましょう。各都道府県ごとの可処分所得上位40~60%の人のうち、可処分所得から基礎支出(食料費+家賃等+光熱水道費)を差し引いた差額をランキングにしたところ、高知が36位に対して、東京は42位と高知よりも下位に位置しています。つまり東京では所得を食費や家賃が圧迫して、使えるお金が手元に残りづらいということになります。
このようなデータを知っておくだけで、「高知は賃金が安いから生活水準が低くなる」といった誤解を避け、適切な判断をすることにつながります。
※参照元:国土交通省『都道府県別の経済的豊かさ(可処分所得と基礎支出)』
二段階移住を活用する
高知県が提唱する移住手法「二段階移住」を行うことで、東京から高知への移住で発生しやすい理想と現実のギャップを埋めることにつながります。二段階移住とは、まず都市部(高知県では高知市)に移住・滞在し、そこを拠点として各市町村を巡りながら理想に近い最終的な居住地を見つけていく移住の形です。
日本の首都に住んでいた方がいきなり人口数千人~数万人規模の地域に移住すると、都会と地方のギャップを強く感じ生活が苦しくなるケースは少なくありません。そこで、まずは東京とのギャップが比較的小さい高知市に一度身を置くことで、徐々に高知での生活になじみながら自分にあった市町村を探すことができます。
>>高知県が提唱する二段階移住とは?メリット・デメリットを解説
お試し移住を活用する
「お試し移住」とは、検討中の移住先に短期間住むことでその場所の魅力を肌で体感できる制度です。滞在施設は主に自治体が用意した住居となります。実際にその場所に住んでみることは最も貴重な情報源となるので、二段階移住と掛け合わせながら実践する人も多いです。
また、滞在中に現地の人と知り合えるので、本格移住前にコミュニティを形成することもできます。加えて、自治体が用意する住居は家賃が安価で、家具や水道・電気などのインフラも整備されているので引っ越しは必要ありません。
お試し移住には「パッケージ型ツアー」「オーダーメイド型ツアー」「移住体験住宅」などの体験方法があります。自治体によって提供している方法が異なるので、直接確認しましょう。なお中土佐町では「オーダーメイド型ツアー」「移住体験住宅」等を体験可能です。
>>【高知版】お試し移住とは?メリットや主な体験方法を紹介!
移住相談窓口に相談する
移住相談窓口とは、移住を検討する方に対して、情報提供や支援(仕事・住まい・生活環境)を行う相談所です。各自治体が用意しており、基本的には無料で活用できます。
現地の情報を集める第一歩として利用する方が多く、相談員の多くは現地民なのでその土地のリアルを聞くことが可能です。興味がある市町村があれば、まずは移住相談窓口に連絡してみましょう。もちろん中土佐町にも移住相談窓口はあります。
東京から高知へ移住希望の方は中土佐町はいかがですか?

東京から高知への移住者は多いです。移住イベントやお試し移住等を活用しながらギャップを無くし、移住を成功させましょう。高知の自然・食・文化・人々はとても魅力的ですよ。
最後に、地方および高知県への移住をご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。
移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。
あなたを一本釣りしたい!

