氏名 下村 誠
移住した年 2013年
出身地 高知県中土佐町
現在の職業 歯科医師
移住前の職業 歯科医師
現在の居住地域 久礼地区
高知県中土佐町で、町唯一の歯科医院を営む下村誠さん。首都圏の大学病院や総合病院で長年、歯科麻酔の高度な知識と実績を積んだ後、30代後半で故郷へUターンしました。開院と子育てを同時に駆け抜けてきた下村さんに、Uターンの経緯や地域密着型医療の魅力、そして中土佐町での子育てについてお話を伺いました。

Q.首都圏で長年専門的なキャリアを重ねて来られましたが、なぜUターンを決意されたのですか?
A.実家が町で歯医者をやっていたのですが、最初から継ぐつもりはなく、卒業後も10年以上は都市部の他の病院で修行したいと考えていました。ですが、親も高齢になり「そろそろ帰ろうかな」と。ある日ふと思ったのがきっかけです。都会では高度な歯科麻酔や外科の経験を積んできたので、その技術を故郷の皆さんに還元し、親世代とはまた違う新しいアプローチで地域医療に貢献したいという思いもありました。

Q.実際に故郷に戻り、「町の歯医者さん」として診療を始めていかがですか?
A.都会と違って、患者さんは幼少期を知る近所の方や同級生、その子どもたちばかり。「まこちゃん」と呼ばれていた関係からスタートするので親密ですし、時には採れたての野菜やカツオを差し入れしてもらうこともあります(笑)。ビジネスライクな関係ではなく、暮らしの距離が近いからこそ「この人たちのために良い治療を提供し続けたい」と、常に学び続けるモチベーションになっています。

Q.Uターン後にご結婚され、子育ても中土佐町でスタートされたそうですね。
A.開業と結婚、子育てが同時に来て当時は必死でしたが(笑)、この町での子育ては本当に良いと感じています。地域全体で子どもを見守る温かさがあり、誰の家の子かもみんな分かっている。親以外の「第三の母・父」のような近所の人たちがいる安心感は、都会にはない魅力です。子どもたちも、自然豊かでのびのびできる環境が気に入っています。
Q.最後に、中土佐町への移住やUターンを検討している方へメッセージをお願いします。
A.高知県人は気さくで人が好きですが、無理に距離を縮めようとしなくても大丈夫です。静かに挨拶を交わすところから始めれば、自然と温かく受け入れてくれますよ。気負わずに飛び込んできてほしいですね。


