
高知県への移住をお考えの方は中土佐町はいかがでしょうか。
中土佐町は県中西部に位置し、高知の魅力がぎゅっと詰まった地域です。本記事では、中土佐町に移住する魅力を深掘りしていきます。「高知県に移住したいけど場所が決まっていない」という方はぜひご覧ください。
目次
高知県ってどんなところ?

高知県は四国地方の南側に位置し、太平洋に面した自然豊かな地域です。雄大な海と山に囲まれ、黒潮の恵みを受けた新鮮な海の幸をはじめ、おいしい食べ物が豊富にあります。「じゃらん観光国内宿泊旅行調査」の「地元ならではのおいしい食べ物があった」部門では全国一位を過去何度も獲得。2025年度も北海道や長崎県を抑えて全国トップに輝きました。高知を代表する郷土料理「かつおのたたき」が順位の押し上げに大きく貢献しています。
ほかにも、四国三大祭りの一つ「よさこい祭り」、清流「四万十川」や「仁淀川」、幕末の志士「坂本龍馬」など、全国的に知名度の高いものも多くあります。なにより、南国のあたたかい土地で育まれた人懐っこく人情に厚い県民性は、誰とでもまるで家族のように仲良くなれる魅力を有します。
高知県の魅力は以下の記事で詳細に解説しています。ぜひご覧ください。
>>高知移住のメリット・デメリットを解説!地方暮らしをしよう!
高知県への移住に「中土佐町」がおすすめの理由

高知県中西部に位置する中土佐町は、まるで高知の魅力がぎゅっと詰まったような町として多くの方から支持されています。そんな中土佐町の魅力は以下の通りです。
・400年続く日本一のかつおの町
・海・山・川が揃う自然豊かな町
・歴史ある漁師町としての景観
・人情に厚い町民性
・高知市とのアクセス良好
・生活に困らない充実した施設
それぞれについて深掘りしていきましょう。
400年続く日本一のかつおの町

中土佐町のなかでも久礼地区は、400年の歴史と伝統を持つかつおの一本釣り漁で有名です。
かつおが主要産業である高知県のなかでも特に「かつおの聖地」として知られ、その品質は名実ともに高く、鮮度や味にうるさい高知県民がわざわざ食べに来るほど。今では全国からその味を求めて多くの観光客が久礼を訪れます。
県内でも有数のかつおが食べられる観光スポット「久礼大正町市場」や「黒潮本陣」も久礼地区にあります。高知一、ひいては日本一おいしいかつおを、中土佐町では日常的に食べられます。かつおが好きな方にとっては、これ以上ない幸せな暮らしができるでしょう。
歴史ある漁師町としての景観

中土佐町はかつお漁を中心とする漁師町です。なかでも久礼地区は、かつお漁と共に発展してきた町並みが、2011年に漁師町として全国で初めて国の文化財(重要文化的景観)に選定されました。漁業が栄えている高知県において漁師町は複数ありますが、国の文化財に選ばれた地域は他にありません。
久礼漁港や土佐十景に数えられる「双名島」をはじめ、伝統的な漁師町ならではの景観・文化が今も根付き、漁師町の魅力を詰め込んだ暮らしが中土佐町では実現できます。「漁師町が好き」「海に近い町で過ごしたい」といった方にとって、中土佐町は魅力的な移住先となるでしょう。
海・山・川が揃う自然豊かな町

町の眼下に広がる広大な太平洋、緑豊かな山々、高知を代表する清流・四万十川。中土佐町は、高知県内でも屈指の海・山・川すべての自然に恵まれた地域です。
また自然が豊かであれば、食も豊富です。かつおをはじめとした海の幸や、いちご・フルーツトマト・米などの山の幸、『くれ天』や日本酒『久礼』など町の特産品を活かした加工品もたくさんあります。高知らしい自然の幸を生かした名産品が、中土佐町には溢れています。
人情に厚い町民性

人懐っこく人情に厚い県民性が高知の魅力ですが、中土佐町はそれ以上です。誰かれかまわず手を差し伸べ、観光客や移住者など、初めて会う人にも親しく接してくれます。
時にはおせっかいに感じることもあるかもしれませんが、それもまたご愛嬌。漁師町と里山で育まれた人とのつながりを大切にする町民性は、中土佐町の大きな魅力の一つです。
高知市とのアクセス良好

中土佐町には「JR土佐久礼駅」があるため、車を持たない方でも県庁所在地である高知市にアクセス可能です。特急列車の停車駅でもあり、利用した場合はJR高知駅まで約50分で到着します。また、高速道路(高知自動車道)のインターチェンジ「中土佐IC」もあります。中土佐ICから高知市の入口「高知IC」までは約40分とアクセス良好です。
中土佐町と高知市は距離としては離れていますが、特急列車の停車駅「土佐久礼駅」と、高速道路の出入口「中土佐IC」があることで、短時間で気軽に高知市に行くことができます。この恵まれた交通の便は、高知県内でもそう多くありません。
生活に困らない充実した施設

地方への移住で多くの方が気になるのは、日々利用する施設の有無です。買い物施設はあるか、いざというときに病院はあるか、学校や放課後の子どもの居場所はあるか、などを基準として、移住先を決める方も多いのではないでしょうか。
中土佐町には充実した施設が揃っています。教育施設は保育園から小学校・中学校まであり、買い物施設も大手スーパーやドラッグストア、コンビニが町内にあります。銀行・病院・行政施設も揃っているので、生活に困ることはないでしょう。「意外と便利」なのが中土佐町です。主要施設一覧は「中土佐町の主な施設」で紹介しています。ぜひご覧ください。
中土佐町での暮らしを始める第一歩

中土佐町での生活に少しでも興味を持ったなら、以下のポイントを押さえながら早速準備を始めましょう。
・観光で中土佐町を楽しむ
・お試し移住で住んでみる
・移住相談窓口に相談する
・先輩移住者の声を聞く
それぞれ詳細に解説していきます。
観光で中土佐町を楽しむ

中土佐町への移住が気になりつつ、まだ行ったことがない場合はまずは観光で中土佐町を楽しみましょう。観光は、その地域の雰囲気や魅力を肌で感じ取るための大切な初期段階です。かつおをはじめとした中土佐グルメを楽しみ、観光名所を巡り、地元の人と会話することで、その土地の日常がうっすらと見えてきます。
ただし、観光の段階では移住後のイメージを強く持つよりも、「この土地が好きになれるか」という感性的な部分を確かめることに重点を置くとよいでしょう。その直感を、次項のお試し移住につなげていきます。
お試し移住で住んでみる

本格的に移住を検討している方にとって、移住先の選定は慎重に行わなければなりません。失敗を防ぐためにはお試し移住がおすすめです。お試し移住とは、検討中の移住先に短期間住むことで、その場所での暮らしを肌で体感できる制度です。滞在施設は主に自治体が用意した住居となりますが、広義ではホテルやゲストハウスなどの宿泊施設への滞在も含まれます。
移住において理想と現実のかい離はしばしば起こります。インターネットや人から聞く情報、観光で見聞きした情報だけでは、現地のリアルな生活が分かりづらいからです。そこでお試し移住を活用し、実際に現地で生活してみることで良い点と悪い点を肌で感じ取ることができます。
現在多くの自治体が提供しており、中土佐町も移住体験住宅を提供中です。移住体験住宅には家具、調理道具、寝具、Wi-Fi環境などが一式備わっているので、実際の暮らしを具体的にイメージしながら、比較的低価格で滞在できます。ほかにも、オーダーメイド型移住体験ツアーやふるさとワーキングホリデーといった移住に活用できる制度もあります。中土佐町でのお試し移住にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
先輩移住者の声を聞く

実際にその土地に移り住んだ、先輩移住者の話を聞くことは成功への近道です。現地での暮らしぶりや苦労したことなど、リアルな体験談から得られる情報は貴重です。経験者の声を参考に、より自分らしい地方暮らしの形を描きましょう。
中土佐町への先輩移住者にインタビューした記事の一覧は以下にまとまっています。出身地や経歴、移住への想いが全く異なる方々の生のコメントなので、ぜひ参考にしてください。
自治体や移住相談窓口に相談する

移住前には自治体や移住相談窓口に連絡し相談するようにしましょう。いずれも中土佐町を良く知る人たちが対応してくれるので、町の良さを深く知ることができます。また新婚や転職など、タイミングにあった移住支援制度も紹介してくれるでしょう。
相談はお気軽に。自治体や窓口はいつでも中土佐町への移住者を歓迎しています。
高知の魅力がぎゅっと詰まった町・中土佐町へ移住しよう!

かつおを中心とした「食」、海・山・川が揃う豊かな「自然」、あたたかい「人」。中土佐町は高知の良いところがぎゅっと詰まった魅力的な町です。地方および高知県への移住をご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。
移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。
あなたを一本釣りしたい!
