高知県中土佐町には、高知がぎゅっとつまったような美味しい食べ物が溢れています。町民は日々美味しいものを食べられるため笑顔でいっぱい。町外から移住してきてくれた方からも「美味しいものが多い」という嬉しい声がたくさんいただいています。
本記事では中土佐町の名産品を10個厳選して一覧で紹介します。「地方への移住を検討している」「中土佐町に移住したい」などとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
中土佐町の名産品10選
数ある中土佐町の名産品の中でも厳選した名産品は以下の10個です。
・かつお
・伊勢エビ
・メジカの新子
・いちご
・フルーツミニトマト
・大野見米
・七面鳥
・ところ天
・くれ天
・日本酒
それぞれの特徴について深掘りしていきましょう。
かつお
かつおは中土佐町の代表名産品です。町は『鰹乃國』『土佐の一本釣りの町』と称され、久礼のかつお一本釣り漁は400年の歴史と伝統を持ちます。その文化を継承し、釣るプロ(漁師)・売るプロ(鮮魚店・飲食店)・食べるプロ(消費者)の三者は、町内のかつおの品質に一切の妥協を許しません。高知一、ひいては日本一美味しいかつおを、中土佐町では日常的に食べられます。
また久礼大正町市場や黒潮本陣など、かつおを提供できるプラットフォームもあり、鮮度や味にうるさい高知県民でもわざわざ食べに来るほど。今では全国からその美味しさを求めて中土佐町を訪れます。かつお無くして中土佐町は語れません。
伊勢エビ
知る人ぞ知る。かつおに並ぶ町の海の幸が上ノ加江の伊勢エビです。プリプリの歯ごたえと濃厚な甘さがあり、多くの方を魅了します。
漁期は9月~4月で、シーズンには町の宿泊施設や飲食店で提供されます。伊勢エビは鮮度が命。海に面し漁場が近くにある中土佐町だからこその鮮度と味は絶品です。
メジカの新子
メジカの新子とはソウダガツオの幼魚のことで、主に高知県内でのみ流通している極めて珍しい魚です。消費期限が非常に短く、中土佐町をはじめ食べられる地域が限定されます。さらに漁のシーズン(旬)も短く食べることが困難であることから『幻の魚』と称されます。高知の魚といえば、かつおやうつぼが有名ですが、それらに並ぶほどの急速な人気を獲得しつつある、話題性の高い魚です。
中土佐町では皮と血合いを除いて刺身で食べるのが主流です。酢みかんの仲間である仏手柑(ぶしゅかん)の皮を身にすり下ろして果汁を絞り、醤油で食べます。爽やかな味わいと、モチっとした弾力のある食感が病みつきになります。シーズンの8月~9月には多くの町内の飲食店で提供され、久礼大正町市場の店舗では数時間待ちの列ができることもある人気ぶりです。
いちご
フレッシュで糖度が高い中土佐町のいちごは県内でも人気の名産品です。旬の時期には毎朝農家さんが摘んだいちごが町内外の青果店などに出荷され、町内では午前中には店頭に並びます。
また道の駅なかとさ内にある「風工房」は、地元のいちご農家が作るスイーツの名店です。12月から6月までは大粒の真っ赤な生イチゴが、夏から秋にかけてはおいしさが凝縮されたイチゴソースを使ったケーキが並びます。ジャムや焼き菓子といった加工品も人気で、中土佐町産のいちごを楽しむにはぴったりのお店です。
フルーツミニトマト
中土佐町にはフルーツミニトマトを栽培する施設が複数箇所あり、その多くが高い糖度を誇ります。なかでも、さんさんと降り注ぐ太陽を浴びて育つフルーツミニトマト「くれまるこ」は、トマトとは思えないほどに高い糖度で有名です。糖度8%以上でフルーツトマトと呼ばれるなか、くれまるこは8~10%ほどの糖度があるとのこと。
道の駅なかとさや町内のスーパーなどで購入可能です。
大野見米
四万十川の源流が流れる中土佐町の大野見地区は米どころとして有名です。昼夜の寒暖差があるため降雨量が多く、立ち込める霧が稲を育てる環境に適しています。なかでも、豊かな谷川の水で育てるブランド米「大野見米」は、香りと粘りがほどよく冷めても変わらない食感が特徴です。
10月第3日曜に開催される人気イベント「大野見しんまいフェスタ」では、新米の販売はもちろん、会場では米コンテストをはじめ、餅積み競争や地域の方による演奏、ダンス等が行われます。大野見米を楽しむならぜひ参加しましょう。
七面鳥
中土佐町大野見地区は、北海道、石川と並び日本でも3箇所しかない「七面鳥」の生産地です。ここで飼育される七面鳥は「しまんとターキー」というブランドで知られます。
ストレスが少ない飼育環境を整備し、餌には大野見米を取り入れています。加えて飲み水には四万十川の清流を使用する、オール中土佐でしまんとターキーは生産されています。
ところ天
ところ天は全国的には黒蜜や酢醤油で食べるのが一般的です。一方、高知では主にかつお出汁で食べます。口に入れた瞬間かつおの香りがふわっとひろがり、出汁つゆがよく絡んだところ天はお箸が止まりません。
久礼では数店舗がかつお出汁のところ天を販売しており、多くの観光客が足を運びます。シーズンは3~9月。のどごしや出汁のさっぱりとした味わいは、夏の暑い季節にぴったりです。
くれ天
土佐沖で獲れた小魚などを原材料としたくれ天は、昔から変わらぬ味で町民に親しまれてきたソウルフードです。プリっとした独特な食感と口いっぱいにひろがる魚の味が多くの人をやみつきにします。
製造するのは昭和13年創業の「岡村かまぼこ天」。店舗は久礼大正町市場から徒歩1分の場所にあるため、食べ歩きやお土産にぴったりです。また町内のスーパーをはじめ、県内各地の小売店でも購入できます。
日本酒
中土佐町には高知県最古の酒蔵があります。江戸時代中期・1781年に創業された西岡酒造です。約250年の歴史があり、中土佐町で9代にわたって酒造りを行ってきました。
四万十川源流域の米と水で造る地酒は淡麗辛口ですっきりとした味わいが特徴。「久礼」をはじめ、「純平」「雪柳」「一本釣り」など人気ブランドを販売しています。
高知がぎゅっとつまった町・中土佐町に移住しよう!
中土佐町には多くの海の幸・山の幸があり、町民は日々美味しいものに囲まれて生活しています。「地方に移住して美味しいものを食べて過ごしたい」とご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。
移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。
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