本格的に移住を検討している方にとって、移住先の選定は慎重に行わなければなりません。失敗を防ぐためにはお試し移住の活用がおすすめです。
本記事では、高知でお試し移住をしたい方にメリットや具体的な体験方法を紹介します。「地方への移住を検討している」「中土佐町に移住したい」などとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
お試し移住とは？
「お試し移住」とは、検討中の移住先に短期間住むことでその場所の魅力を肌で体感できる制度です。
滞在施設は主に自治体が用意した住居となりますが、広義ではホテルやゲストハウスなどの宿泊施設への滞在も可能。現在多くの自治体が提供しており、移住のミスマッチを防ぐことにつながります。
お試し移住を活用するメリット
お試し移住は移住を本格的に検討している方にとってメリットが多く、利用しない手はありません。
・暮らしを肌で体験できる
・本格移住前にコミュニティを形成できる
・大掛かりな引っ越しが不要
・複数の地域を比較検討できる
それぞれ詳細に解説します。
暮らしを肌で体験できる
東京や大阪などの都市圏と地方では暮らしが大きく異なります。例えば東京に住んでいた方がいきなり人口数千人～数万人規模の地域に移住すると、ギャップを強く感じ生活が苦しくなるケースは少なくありません。
移住において理想と現実のかい離はしばしば起こります。インターネットや人から聞く情報だけでは、現地のリアルな生活が分かりづらいからです。そこでお試し移住を活用し、実際に現地で生活してみることで良い点と悪い点を肌で感じ取ることができます。現地暮らしを体験できる点では、堅実な移住手法といえるでしょう。
本格移住前にコミュニティを形成できる
移住希望者によくある不安に「人間関係の構築」「地域の人々になじめるかどうか」といった地域コミュニティに対する心配があります。特にIターンやJターンなどで、知り合いがいない状態での移住は不安になることでしょう。
お試し移住では、滞在中に現地の人と知り合うことが可能です。自治体の人や移住相談窓口だけでなく、生活するうえで多くの人と関わり、本格移住前にコミュニティを形成できます。知り合いが増えれば、インターネットにはない現地の人だからこそ知る情報を得られるかもしれません。何かあったときにはサポートもしてくれるでしょう。
お試し移住の期間中に構築した人間関係を活用して、地域コミュニティに早くなじめる点は大きなメリットです。
大掛かりな引っ越しが不要
お試し移住で滞在する住居は自治体が用意してくれています。家賃は安価で、家具や水道・電気などのインフラも整備されています。したがって、移住希望者は滞在先に引っ越しをする必要がなく、身軽に利用可能です。
複数の地域を比較検討できる
お試し移住は、複数の地域を比較検討するのに適した手段です。気になっている地域に安価かつ身軽に短期間滞在でき、自分に合った場所を吟味できます。
例えば海が見える町を希望していて、いくつかの地域を絞っているが最終判断ができない場合。一見似た町に見えても、いざ住んでみると実情は大きく異なるものです。それぞれに短期間滞在し生活のリアルを体験することで、最終的な決断に自信が持てるようになります。
お試し移住の主な体験方法
お試し移住にはいくつかの体験方法があります。ここでは自治体が主催する制度のみをピックアップして紹介します。
パッケージ型ツアー
パッケージ型ツアーは、決められた日程・スケジュール・体験内容に沿って移住体験をするプログラムです。ツアーの内容は自治体や開催プログラムによって異なり、生活施設の見学、住民や先輩移住者との交流、現地観光、移住支援の説明会などを体験できます。あらかじめ自治体が用意したプログラムなので、効率的に現地の情報を得られる点でおすすめです。
オーダーメイド型ツアー
オーダーメイド型ツアーは、移住希望者が日程・スケジュール・体験内容を自由にカスタマイズできる移住体験プログラムです。自治体や移住相談窓口と打ち合わせを重ね、独自のツアー内容を組み立てます。
ポイントは何に重点を置いたプログラムにしたいかを明確にすることです。仕事、子育て、医療、住環境など、自身が重要視しているテーマを理解できるツアーにすることで、ミスマッチを防ぐことにつながります。
移住体験住宅
移住体験住宅とは、家財道具や調理器具など生活に必要なものが一式備えられている住宅のことです。多くは自治体が提供しているため比較的安価で利用できます。地域によってはホテルなどの宿泊施設がなく、長期間滞在することが難しい場合もあります。そこで移住体験住宅を活用することで、現地の生活を肌で感じることが可能です。
⇒高知県中土佐町の移住体験住宅の料金や申し込みの流れを確認する
その他
お試し移住には他にも、滞在中に職業体験ができる職業体験型ツアーや、中継で現地を案内してもらえるオンライン体験型ツアーなどがあります。いずれも現地の人と関わりながら移住先を体験できるため、移住を成功させるためには欠かせません。
また自分で民間の宿泊施設を予約し、そこに滞在しながら現地を体験するのもよいでしょう。どちらにせよ、一度現地の生活を肌で感じてみることが重要です。
お試し移住以外の主な移住方法
お試し移住以外にも、現地の生活に触れられる手段はあります。例えば「地域おこし協力隊」です。地域おこし協力隊とは、人口減少や人手不足などの課題を抱える地方自治体が都市部などから人材を受け入れる制度です。なかでも高知では、県全体で地域おこし協力隊制度の活用が活発であり、人口あたりの隊員数が全国一位を誇ります。高知への移住を希望する場合は利用を検討してみましょう。
また高知では「二段階移住」を推奨しています。二段階移住とは、まず比較的都市部に移住・滞在し、そこを拠点として各地を巡りながら理想に近い最終的な居住地を見つけていく移住形態です。都市部を拠点として各地を巡っていくため、お試し移住と掛け合わせることもできます。
他にも、ふるさとワーキングホリデーもおすすめです。総務省が推進する取り組みで、一定期間地方に滞在し、働きながら地域を体験できる制度を指します。休日は自由な休暇を過ごすことができるため観光も可能。プチ移住を味わえるプログラムとして、多くの移住希望者が参加しています。
⇒高知県中土佐町のふるさとワーキングホリデーの情報をみてみる
高知でお試し移住なら中土佐町がおすすめ！
お試し移住の滞在先は、その自治体がどれほど力を入れているかを見るのが重要です。移住体験住宅がある、オーダーメイド型ツアーの募集をしているなど、制度の情報を事前に確認しておきましょう。
最後に、地方および高知県への移住をご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。
移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。
あなたを一本釣りしたい！