高知移住は甘くない?生活のリアルと魅力を解説!

高知 移住 甘くない というキーワードが検索窓に表示されている様子

「高知 移住 甘くない」という検索が多くされているように、都市圏から高知への移住は生活環境のギャップが大きい点に注意が必要です。ただしこれは高知に限ったことではなく、地方への移住全般でいえることです。

本記事では、高知の生活のリアルに焦点を当て「本当に甘くないのか?」の観点から解説していきます。高知への移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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高知移住は甘くない?生活のリアル

高知の風景

都市圏から高知への移住は、必ず成功するとは限りません。ミスマッチが発生することもしばしばあります。それはなぜか。おもに以下の理由が考えられます。

・仕事の選択肢が少ない
・都会よりも賃金が安い
・都会的な娯楽が少ない
・生活に車が必要不可欠

それぞれ詳細にみていきましょう。

仕事の選択肢が少ない

高知に限らず地方全般においては、都市部よりも職業の選択肢が少ないです。大企業や産業は東京や大阪など大都市圏に集中しています。またIT、金融、クリエイティブ職など多様な業種・職種が揃っているのも都市部です。これらの業種や大企業への就職を希望する場合には、高知は仕事の選択肢が少ないと感じることは避けられません。

一方で、都市部には無い地方らしい魅力的な職業が多いのも事実です。例えば「地域おこし協力隊」です。高知では県全体で地域おこし協力隊制度の活用が活発であり、人口あたりの隊員数が全国一位を誇ります。他にも、農業・林業・水産業といった一次産業の選択肢も、都市部に比べて豊富です。実際、高知への移住者の中でも、農業で起業する人や、漁師として活躍している人は少なくありません。

「仕事の選択肢が少ない」というのは、あくまでその人が何の仕事を希望しているかによって解釈が異なります。ただし企業や求人の絶対数は都市部に比べて少ないのは事実です。

都会よりも賃金が安い

高知は東京や大阪よりも賃金が安い傾向にあります。例えば時間額の最低賃金を見ると、高知は952円に対し東京は1,163円と、約200円の差があります(令和6年10月1日改訂状況)。並行して、平均年収も東京に比べて高知は劣ります。

一方で、高知は都市圏よりも生活コストが安く済む傾向があります。特に家賃、水道光熱費、食費の負担が軽いです。特に物件は賃貸・売買問わず広々とした住環境をリーズナブルに手に入れやすいメリットがあります。

国土交通省が算出したデータ『都道府県別の経済的豊かさ(可処分所得と基礎支出)(※1)』をみてみましょう。各都道府県ごとの可処分所得上位40~60%の人のうち、可処分所得から基礎支出(食料費+家賃+持ち家の帰属家賃+光熱水道費)を差し引いた差額をランキングにしたところ、高知は36位に対して東京は42位と下位に位置しています。つまり東京では所得を食費や家賃が圧迫して、使えるお金が手元に残りづらいということです。一概に、賃金が安い=使えるお金が少ない、というわけではないことが見て取れます。

※参照元:
(pdf)国土交通省(都道府県別の経済的豊かさ(可処分所得と基礎支出))(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001389727.pdf)

都会的な娯楽が少ない

高知は商業施設、アミューズメントパーク、音楽イベントなど、都会的な娯楽が都市圏に比べて少ないです。例えば「最先端のアパレルショップで買い物が趣味」「アーティストのライブに参加するのが好き」といった場合には、物足りなさを感じてしまうでしょう。

一方で、都会にはない娯楽もあります。サーフィン・釣りなどのマリンスポーツやキャンプのように、海・山・川の自然に囲まれた遊びは都会ではできません。また、夏にはウォーターアクティビティを、冬にはスキーを、というように四季折々の自然を満喫できます。都会的な娯楽ではなく、地方ならではの楽しみを求める人にとっては、遊びつくすことができないほどの娯楽が高知にはあります。

生活に車が必要不可欠

高知はバスや鉄道が都市圏に比べて発達しておらず、本数も限られています。そのため生活するうえで車は必要不可欠です。一家に一台ではなく、一人一台といっても過言ではありません。車を所有することでガソリン代や税金の負担が上がりますが、その分メリットもあります。

例えば、通勤時間の短縮です。都市圏では通勤先が都市中心部にあることが多いため、その近くには住まず遠方から通い、毎日往復で1時間~2時間かけて通勤している人が少なくありません。一方で、高知では住居と通勤場所が離れておらず通勤時間が短い傾向にあります。

また満員電車に悩まされることも少ないです。高知市中心部の路面電車では通勤・退勤時間に多少混雑しますが、都会のほうに駅員が押し込むほどではありません。都市圏で通勤する場合には、毎日のように満員電車に乗りストレスを抱える人が多いです。その点、車はプライベートな空間です。比較的ストレスがかからず通勤できるでしょう。

魅力がいっぱい!高知生活の良いところ!

高知の魅力が4つ並んだ画像

高知で生活するのは甘くないと感じる人も多いでしょう。しかしそれは視点を変えると、高知ならではの良さとなります。また、他にも高知には以下のような魅力があります。

・豊かな自然に囲まれた生活
・美味しい食べ物が豊富
・都会よりも生活費が安い
・人情に厚い県民性
・高知ならではの独自の文化

高知の良さは住んでみることで、より実感できます。

>>高知移住のメリット・デメリットを解説!地方暮らしをしよう!

高知移住を失敗させないためのポイント

高知移住を失敗させないためのポイントは、まずは一度お試しで住んでみることです。「甘くない」と検索するのは、移住先とのミスマッチを避けたい意図があります。しかし現地の生活は一度その場所で生活しないと実感できません。「お試し移住」や「二段階移住」を活用しながら、まずは高知で住んでみましょう。

また、高知に都会的な暮らしを求めないことも大切です。高知県への移住を決めており、かつ都会的な暮らしをしたい場合には高知市を選択しましょう。

都会でないけど魅力的な町!高知がぎゅっと詰まった中土佐町に移住しよう!

中土佐町移住への導線

高知は都会のような職業の選択肢や娯楽がありません。一方で、高知にしかない良さが詰まった魅力的な場所です。一度好きになったら病みつきになる高知への移住を、ぜひ検討してみてください。

最後に、地方および高知県への移住をご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。

移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。

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