【迷っている方へ】地方移住先の決め方とポイントを解説

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日本には約1,700もの市区町村があり、そのどれもが独自の魅力を有しています。漠然と地方に移住したいと考えているけど「どこにすればいいか分からない」「どこも良くて地域を絞れない」と悩んでいる方は少なくありません。

本記事では、移住先を決める際に見るべきポイントについて解説します。「自分に合う地域を探したい方」や「地方移住を検討している方」はぜひご覧ください。

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移住先のおすすめの決め方5選

ポイント

地域を絞り込む際に見るべきポイントを知ることで、約1,700の市区町村からたった1つを選ぶ作業はグッと楽になります。ポイントはいくつもありますが、以下の5つを厳選しました。

・移住の目的で決める
・やりたい仕事で決める
・文化・風土で決める
・都市部か地方部かで決める
・移住実績の多さで決める

それぞれについて詳細に解説していきます。

移住の目的で決める

移住先を決める前に、まず「なぜ移住したいのか」という目的を明確にしなければなりません。例えば「今の都会的な暮らしが疲れたから自然に囲まれて暮らしたい」「充実した子育て生活を送りたい」「地域貢献をしたい」といったように、目的によって適した地域は異なります。さらに「自然に囲まれて暮らしたい」をより細分化し、海・山・川などどのような自然が良いのか、まで具体的にすると絞り込みがスムーズに進みます。

目的が曖昧な状態で移住先を探すことは、羅針盤を持たずに航海に出るようなものです。羅針盤(目的・方向性)がないと、海(選択肢)をさまようだけで目的地(理想の地域)にはたどり着けません。まずは目的を明確に定め、選択肢を絞り込みましょう。

やりたい仕事で決める

地域によって産業構造や求人状況が異なるため、やりたい仕事から移住先を決めることは有効です。例えば、かつお漁師に憧れを抱く人が日本海側や内陸県に移住することはミスマッチにつながります。必然的に太平洋側、もっというと高知県や宮城県などかつお漁が盛んな地域に移住先を絞り込むことが可能です。

仕事は移住後の生活の満足度を大きく左右します。やりたい仕事や自分のスキルにあった仕事がある地域に絞り込んで探すことは、自分に適した地域に出会える点でおすすめです。

文化・風土で決める

文化や風土は日々の暮らしの中で強く感じる要素です。例えば、降雪量が多い地域と温暖な地域では生活スタイル、行事、食文化などが異なります。自分の価値観や性格に合った文化・風土を有する地域かどうかの軸で絞り込むことが大切です。

ただしこれらは目に見えない抽象的な概念です。インターネットなどの情報だけで判断することは難しいため、現地の空気感を肌で感じられるお試し移住や中長期の滞在をするようにしましょう。

都市部か地方部かで決める

都市部にするか地方部にするかは移住先を大きく絞り込めるポイントです。

ここでいう都市部とは、県庁所在地や都市機能を有する市を意味します。交通、教育、医療、商業施設など生活インフラが整っているため、都会からの移住でも生活ギャップが小さく済みます。

地方部の魅力は、豊かな自然、ゆとりある落ち着いた生活環境、人との距離感などです。都会で暮らしていた方には魅力的に映る要素が多い反面、生活インフラが不十分なこともあり、生活ギャップに悩まされるケースも少なくありません。

最終的に地方部に移住を考えて、まずは段階的に都市部に移住する「二段階移住」を実行することで、より確実に地域の絞り込みが可能です。まず比較的都市部に移住・滞在し、そこを拠点として各地を巡りながら理想に近い最終的な居住地を探し出会うことができます。地方部に直接移住するよりも堅実な手法としておすすめです。

>>高知県が提唱する二段階移住とは?メリット・デメリットを解説

移住実績の多さで決める

移住実績の多さは、移住者を受け入れる体制が整っており、かつ移住者にとって住みやすいことを示す一つの指標です。例えば、移住者への支援が充実している、移住相談窓口の対応が良い、移住者にとって魅力的な文化がある、などが考えられます。ただし実績数だけを見るのは危険です。なぜ移住者が多いのか、なぜその地域が選ばれているのかを深掘りし、その地域の魅力を理解するようにしましょう。

移住先が決まらない時の考え方

クエスチョン

移住先をいくつか絞り込めても、最後の一つが決められないケースは多々あります。その場合には以下の考え方をもって選び抜くようにしましょう。

・最優先事項を明確にする
・妥協点を見つける
・移住支援制度の重要度を下げる

それぞれ詳細に解説します。

最優先事項を明確にする

最優先事項を明確にすることで、選択肢を絞り込むことができます。例えば、都心まで車で○時間以内、海が見える町、勤めたい会社がある、といったように、ゆずれないポイントがあれば自分にあった移住先が見えてきます。

妥協点を見つける

1,700もの自治体があれど、一切の欠点がない地域はありません。移住先に完璧を求めすぎると、いつまでも決断ができなくなってしまいます。したがって、希望条件を全て満たす地域を探すのではなく、ここは妥協してもいいというポイントを見つけましょう。

妥協点を見つけるコツは、代替手段や捉え方を柔軟に広げることです。例えば、「買い物施設が少ないが通販サイトで購入できる時代だから問題ない」「公共交通が少ないが車があれば移動手段に困らない」といった風に考えることです。こだわる必要がない点に気が付くと、その部分は妥協でき、選択肢から外れていた地域が最適解になる可能性もあります。

移住支援制度の重要度を下げる

多くの自治体が移住者向けの支援制度を用意しています。金銭的な補助や住宅の支給など、移住者にとっては魅力的なものが多いでしょう。しかしその有無だけで、魅力的な地域を選択肢から外してしまうのはもったいないです。

移住支援制度はあくまできっかけです。支援制度の重要性を高くすると、望んでいた暮らしとはズレが生じる可能性があります。たしかに魅力的なポイントではありますが、第一基準として移住先を選ばないようにしましょう。

本格移住前にすべきこと

移住先を絞り込む作業は必要ですが、本格的に移住する前にはお試し移住などで一度地域に住んでみることが不可欠です。都市圏と地方では暮らしが大きく異なります。例えば東京に住んでいた方がいきなり人口数千人規模の地域に移住すると、ギャップを強く感じ生活が苦しくなるケースは少なくありません。

移住において理想と現実のかい離はしばしば起こります。人やインターネットから見聞きする情報だけでは、現地のリアルな生活が分かりづらいからです。「ここが自分に合っている」と確信できても、必ず実際に現地で生活してみるようにしましょう。数日~数週間住んでみて、それでも自分に適した地域だと判断できたのであれば、その地域はきっと最適解です。

地方移住先は高知県中土佐町がおすすめ!

中土佐町移住への導線

1,700もの自治体の中で、自分に最も合う地域を探すのは難しいです。しかし必ず最適な地域は日本のどこかにあるはずです。移住は人生のビッグイベント。見るべきポイントを押さえながら、根気強く探し続けましょう。

最後に、地方および高知県への移住をご検討中なら中土佐町はいかがでしょうか。県中西部に位置する中土佐町は人口約6,000人程度と小さいながらも、高知がぎゅっとつまった、海・山・川・歴史の魅力あふれる町です。また住民や移住者が豊かに安心して暮らせるよう、充実した補助金や支援制度もご用意しています。

移住は人生を変える大きなイベントです。ぜひさまざまな自治体を比較しながら、自分に合った移住先を探してみてください。そのうえでわたしたちの町がいいなと思っていただけたらとっても嬉しいです。まずは観光訪問や移住相談窓口への連絡などお待ちしています。

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